ツツガムシ病 [2018.01.18] 農作業および森林作業後の発症が6割を占めます。10日前後の潜伏期の後、発熱、頭痛、筋肉痛、咽頭痛、嘔気、嘔吐が出現して、その後3日前後で掻痒を伴わない皮疹が続発します。皮疹は淡紅色で3mm程度の境界不明瞭な丘疹が体幹から出現し、四肢に拡がります。麻疹と異なり癒合傾向はありません。刺し口は15mm前後の浸潤性紅班で中心に黒色痂皮を伴います。全身性リンパ節腫脹、肝脾腫、白血球減少、血小板減少、肝機能異常を認めます。適切な治療が行われない場合はDIC等の合併症より死亡率は30%となります。 前の記事へ次の記事へ