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院長ブログ

腸上皮化生 (2017.12.20更新)
腸上皮化生はピロリ菌感染などにより胃粘膜上皮がびらんと再生を繰り返すうちに腸管粘膜上皮の形態に変化した状態です。環境への適応反応と考えられています。腸上皮化生は細胞組成から完全型と不完全型に分類されて… ▼続きを読む

RAC (2017.12.20更新)
ピロリ菌未感染の正常胃では胃体部の胃底腺領域に集合細静脈が規則的に配列する像が胃カメラで観察されます。その内視鏡像をRAC(regular arrangement of collecting venu… ▼続きを読む

薬剤関連性消化管病変 (2017.12.12更新)
食道病変では急に発症する胸やけや嚥下痛、胸痛症状で、テトラサイクリン等の抗生剤(多彩な形態の潰瘍)、骨粗鬆症治療剤(地図状びらん、潰瘍、粘膜剥離)、抗凝固剤(白色膜様物付着、白色粘膜)が代表的な原因薬… ▼続きを読む

好酸球性食道炎 (2017.12.08更新)
胸やけや嚥下障害症状で、原因は食物抗原のよる食道粘膜局所の免疫反応と考えられています。内視鏡所見は中部から下部食道にかけて縦走する多発性の縦走溝、縦走溝に沿った白斑、輪状溝、気管様狭窄です。半数以上の… ▼続きを読む

たこいぼびらん (2017.12.08更新)
胃幽門前提部に好発します。びらん周囲の粘膜固有層(腺管と腺管の間、間質)に粘膜筋板から伸びてきた筋繊維が縦に走るため、びらん周囲の再生粘膜が隆起します。たこの吸盤に似ていることから名づけられました。中… ▼続きを読む

胃梅毒 (2017.12.06更新)
梅毒は近年大流行し社会的問題となっています。梅毒トレポネーマが全身に血行播種される第二期に菌体とその代謝産物に対する血管アレルギーにより手掌皮疹等多彩な皮膚病変が生じますが稀には消化管にも病変が出現す… ▼続きを読む

放射線性大腸炎 (2017.12.06更新)
放射線照射治療が行われる際に照射範囲となる腸管および周囲の組織に生じる有害事象で、臨床上の問題は最終放射線照射から15ヶ月前後におこる血便です。晩期障害といわれます。動脈内膜炎による動脈壁の肥厚により… ▼続きを読む

Clostridium difficile感染症 (2017.12.05更新)
菌交代現象により異常増殖した当該菌が産生する毒素によって発症します、すべての抗生剤が原因となりえます。抗がん剤が原因のこともあります。典型的には下痢、発熱を呈します。病変はたいてい大腸全体にみられます… ▼続きを読む

直腸粘膜脱症候群 (2017.12.04更新)
粘膜脱症候群(mucosal prolapse syndrome:MPS)は粘膜の逸脱による慢性の機械的刺激や虚血変化によって形成される病変の総称です。隆起型、潰瘍型、平坦型に分類され、潰瘍型では歯状… ▼続きを読む

カンピロバクター腸炎 (2017.12.02更新)
細菌性腸炎のなかで最も頻度の高い腸炎です。鶏、豚、牛などの腸管内に常在しており、汚染され加熱不十分な鶏肉などの経口摂取で感染します。潜伏期間は10日に及ぶこともあり他の細菌に比して長いです。発熱、倦怠… ▼続きを読む

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