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溶連菌性咽頭炎

[2018.07.02]

A群β溶連菌により惹起される溶連菌性咽頭炎は多くの細菌感染症の特徴でもある比較的突然の発熱で発症しますが、小児では咽頭痛は必発の症状ではなく腹痛を訴えることも少なくありません。A群β溶連菌は適切に治療しないとリウマチ熱を合併することがありますので注意が必要です。4大兆候は①発熱(突然発症します、ただし3才未満では緩除に発症することもあります)、②扁桃浸出物(白苔のこと)、③咳がない(冬場でかぜを合併すれば咳も出ます)、④圧痛を伴う前頚部リンパ節腫脹(後頚部リンパ節腫脹はウイルス感染症で出現しやすいです)です。治療はペニシリン内服が第一選択です。ペニシリンアレルギーがあればマクロライドを内服します。抗生剤内服後1日程度で症状は軽快しますし、他人への感染力も消失しますが、リウマチ熱発症予防のため抗生剤はペニシリンでは10日間内服が原則です。白苔を伴う咽頭、扁桃炎の主な鑑別疾患はアデノウイルス感染症とEBウイルスによる伝染性単核球症です。アデノウイルス感染症は乳幼児に好発し、夏に多いです(プール熱)。また3割程度に結膜炎(咽頭結膜熱)を合併します。平均有熱期間は5日です。EBウイルス初感染による伝染性単核球症は20歳前後の若年者に好発し時に上眼瞼浮腫や脾腫を伴います。平均有熱期間は約3週間です。

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