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褐色細胞腫

[2018.06.30]

全高血圧症の0.1%を閉める稀な疾患です。クロム親和性細胞が腫瘍化したもので、主に副腎髄質に生じて、カテコラミンの過剰分泌から、高血圧、代謝亢進、頻脈、拍動性頭痛、発汗過多、頭痛、悪心、嘔吐、四肢末梢の冷汗、振戦、しびれ感、便秘などを呈します。10%病といわれるように、両側副腎発生、副腎外発生、悪性、小児例、家族内発生、高血圧非合併が各々約10%を占めるとされています。またカテコラミンの分泌が発作型の場合は、突然の血圧上昇、激しい頭痛、動悸、めまい、胸部絞扼感、腹痛、顔面蒼白など、発作性に多彩な症状を伴います。発作の誘因となるものにはプリンペラン、グルカゴンなどの注射、運動、腹部圧迫、前屈、腹臥などが云われています。稀に大量のカテコラミンが放出される場合には心筋梗塞、急性腎不全、脳卒中、麻痺性イレウス等を引き起こすこともあります。発汗過多と末梢血管収縮により循環血漿量が減りますので、起立性低血圧の合併も稀ではありません。さらに代謝の亢進と相俟って、体重減少もよくみられます。またカテコラミン以外にもIL-6、PTHrP、ACTHなどさまざまなサイトカインを腫瘍が分泌して、発熱、炎症反応、髙Ca血症等各々の特有の症状の出現も報告されています。

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