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結腸憩室炎

[2018.01.02]

憩室壁に小さな穿孔を起こしていると推測されています。憩室は後天的であるので中年以降の病で小児にはありません。食生活の欧米化に伴ってか20代での発症も珍しくなくなってきました。典型的には緩徐に始まる間歇痛です。吐き気や嘔吐はほとんどなく、食べられるので発症数日での来院が多いです。高熱は珍しいです。肥満に多いです。明瞭は圧痛と反跳痛があります。通常は痛みは小児の握りこぶしかそれより小さい程度の範囲です。エコーで圧痛部に大腸から球状に突出する低エコー域を認め内部は髙エコーを呈します。虫垂炎が鑑別疾患ですが虫垂炎は自発痛がより強く食べられないことが多いです。治療は食べられるなら抗生剤、ユナシン点滴かクラビット+フラジールの内服です(ST合剤+フラジールのレジメもあり)。再発をり返すこともあります。

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