橋本病 [2018.01.09] 甲状腺機能低下症の原因として最多です。日本甲状腺学会のガイドライン2013によれば、びまん性甲状腺腫とTPO抗体かサイログロブリン抗体が陽性のときに橋本病と診断します。関節リウマチや悪性貧血、シェーグレン症候群、自己免疫性下垂体炎等種々の疾患に合併します。症状のない潜在性甲状腺機能低下状態でのホルモン補充療法の是非は議論の分かれるところです。ヨード過剰摂取でも甲状腺機能低下が惹起されるのでヨード制限にて血液検査で経過観察も必要です。女性に圧倒的に多いです。 前の記事へ次の記事へ