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痛風、髙尿酸血症

[2018.01.07]

血清尿酸値が7.0mg/dlを超えると体内の溶解度を越えるため痛風発作が起こりやすくなります。ストレス、飲酒、激しい運動等脱水が発作の誘引となることも多いです。発作部位の違和感が先行こともありますが、通常はひとつの関節の急性の痛み発作で発症します。疼痛、発赤、腫脹、熱感が突然起こります。炎症は約2週間で軽快しますが十分に加療されないと発作は頻発し慢性化、さらには複数の関節に出現するようになります。通風腎といわれる腎障害も併発します。なぜか発作直後は血清尿酸値が低下していることが多いです、また尿酸値の急激な変動は痛風発作の引き金、増悪となるため、尿酸降下薬は消炎剤等で痛み発作が治まってから少量から開始して、発作の起こりにくい血清尿酸値6.0mg/dl以下を目標に徐々に容量調節します。それでも痛風発作を誘発した場合、尿酸降下薬は中止せず消炎剤を併用して炎症が落ち着いてから増量します。節酒、食事療法、運動等の養生も大事です。

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