LDH [2018.01.28] 細胞の可溶性分画に存在するため、細胞の障害時に直接、もしくはリンパを経由して血管内に流入する所謂逸脱酵素です。殆どの細胞障害時に上昇します。特に大きな組織の障害や血球細胞の破壊で上昇します。障害の重症度とLDH上昇の程度も相関します。他の逸脱酵素に比してLDH上昇の目立つ病態は悪性貧血や溶血性貧血、白血病やリンパ腫等の血液疾患、腎梗塞や間質性肺炎、セミノーマなどが知られています。 前の記事へ次の記事へ