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院長ブログ

帯状疱疹 (2017.12.29更新)
小児期に水痘として初感染した水痘・帯状疱疹ウイルスが三叉神経または脊髄知覚神経節に潜伏感染し、数十年の長期間を経て再活性化して、神経支配域の皮膚に一致して水泡を多発します。疼痛を伴いときに皮疹の治癒後… ▼続きを読む

エルシニア腸炎 (2017.12.22更新)
豚肉や犬、猫、鼠、鳥類、魚介類などから経口的に感染します。潜伏期間は1から10日です。小腸内で増殖し、組織侵入性でリンパ組織に親和性があり、パイエル板や孤立リンパ小節などのリンパ組織に侵入して増殖しま… ▼続きを読む

パイエル板 (2017.12.21更新)
パイエル板は小腸にある孤立リンパ小節の集合体です。腸間膜付着対側に分布して回腸終末部に多くみられます。長さ5cm、幅1cmの小判型で組織学的には粘膜固有層や粘膜下層に腫大したリンパ濾胞の集簇です。上皮… ▼続きを読む

増殖帯 (2017.12.21更新)
細胞増殖帯とは組織内で増殖能を有する細胞が領域性をもって集まっている部分のことをいいます。未分化な細胞が分布するところです。消化管では未分化幹細胞は帯状の領域に分布しています。また腫瘍発生の場所とも考… ▼続きを読む

腸上皮化生 (2017.12.20更新)
腸上皮化生はピロリ菌感染などにより胃粘膜上皮がびらんと再生を繰り返すうちに腸管粘膜上皮の形態に変化した状態です。環境への適応反応と考えられています。腸上皮化生は細胞組成から完全型と不完全型に分類されて… ▼続きを読む

RAC (2017.12.20更新)
ピロリ菌未感染の正常胃では胃体部の胃底腺領域に集合細静脈が規則的に配列する像が胃カメラで観察されます。その内視鏡像をRAC(regular arrangement of collecting venu… ▼続きを読む

薬剤関連性消化管病変 (2017.12.12更新)
食道病変では急に発症する胸やけや嚥下痛、胸痛症状で、テトラサイクリン等の抗生剤(多彩な形態の潰瘍)、骨粗鬆症治療剤(地図状びらん、潰瘍、粘膜剥離)、抗凝固剤(白色膜様物付着、白色粘膜)が代表的な原因薬… ▼続きを読む

好酸球性食道炎 (2017.12.08更新)
胸やけや嚥下障害症状で、原因は食物抗原のよる食道粘膜局所の免疫反応と考えられています。内視鏡所見は中部から下部食道にかけて縦走する多発性の縦走溝、縦走溝に沿った白斑、輪状溝、気管様狭窄です。半数以上の… ▼続きを読む

たこいぼびらん (2017.12.08更新)
胃幽門前提部に好発します。びらん周囲の粘膜固有層(腺管と腺管の間、間質)に粘膜筋板から伸びてきた筋繊維が縦に走るため、びらん周囲の再生粘膜が隆起します。たこの吸盤に似ていることから名づけられました。中… ▼続きを読む

胃梅毒 (2017.12.06更新)
梅毒は近年大流行し社会的問題となっています。梅毒トレポネーマが全身に血行播種される第二期に菌体とその代謝産物に対する血管アレルギーにより手掌皮疹等多彩な皮膚病変が生じますが稀には消化管にも病変が出現す… ▼続きを読む

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